時空を超えたもう一つの世界へ〜再会ep2〜
劇的な再開を果たした星史たちは勇太に連れられ、警視庁ブレイブポリスオフィスにやってきた。
ブォーン…キキーッ!
ガチャ!
勇太「さあ、着いたよ」
送って貰ったデッカードから降りると、目の前にブレイブポリスオフィスの玄関口が見える。
デカ「勇太、私達は町内をもう少し、パトロールしてくる。シャドウ丸は勇太と一緒にオフィスで待機しててくれ」
シャ「了解ですぜ、旦那」
デュ「私も同行しよう。手分けしてパトロールした方が良さそうだ」
勇太「そうだね、わかった。何か遭ったら連絡してね」
マクレーン(以降マク)「ボス!我々ビルドチームもデッカード達に同行しようと思います」
ダンプソン(以降ダンプ)「ボス!自分もマクレーンに同感であります」
ドリルボーイ(以降ドリル)「ええええ!帰ってきたばっかじゃん」
パワージョー(以降ジョー)「おいおい、マジかよー、ゆっくりと給油してぇぜ」
マク「パワージョー、ドリルボーイ、これも仕事だ。」
ジョー「ったく、しょうがねぇな〜」
ドリル「はあ〜あ。サッカーしたいよ〜」
マク「ボス!それでは、行って参ります」
勇太「了解!宜しくねー」
シャ「旦那達もお気を付けて」
デッカード達は颯爽と走り去って行った。
勇太「さてと、それじゃ、入ろうか」
勇太に案内され、署内に入る星史たち。
依然来たことのある星史たちはその変貌ぶりに驚いていた。
星史「へえ〜、ここも随分とセキュリティ高くなったんだな〜。依然来た時とはえらい違いだぜ…」
勇太「最近、僕たちの世界もサイバー犯罪が増えて来てるからね、冴島総監がそれに準じてセキュリティ対策を提案したのがきっかけさ」
舞人「なるほど、冴島総監らしいね」
ひかる「あたしは、ここまで来ると全然ついてけないわ…(汗)」
星史「お前、結構疎いからな…この分野…」
ひかる「どうせ、疎いですよー」
勇太「はは!二人とも相変わらずだね」
星史「お前だってそうだろ(笑)」
そう他愛もない話をしながら歩くと、やがてオフィスに辿り着く。
オフィス内に入ると、早速勇太は自分のデスクに所持していたマグナムをホルダーごと置く。
勇太「あれ?おかしいな〜、ガンマックスは非常時待機になってるはずなんだけど、いないな〜」
シャ「どうせ、そのうち、帰ってきやすぜ」
勇太「そうだね、じゃあ、みんなこっちに来て」
勇太は、三人を客人用の応接間へと案内する。
勇太「はい、ここが応接間!今、お茶持ってくるよ」
星史「おいおい、そこまで別に気使わなくったっていいんだぞ?」
勇太「いいから、いいから。三人はお客さんなんだから」
ひかる「あたし、手伝おうか?」
勇太「大丈夫、大丈夫」
星史(勇太も中学生らしくなったな…うん?この気配…)
勇太の心遣いを見た星史は自分の知っている以前の勇太から成長していることを改めて感じた。
勇太「お待たせー」
星史「お、おう、サンキュー、勇太」
ひかる「ありがとう」
舞人「ご馳走になるよ」
勇太「これくらい朝飯前さ」
星史「言ってくれるじゃねぇか、こいつー」
勇太「ははは」
レジーナ「勇太君、帰ってきたのね」
勇太「レジーナ!来てたんだ」
応接間の入り口からすらっとした金髪のショートヘアーを靡かせ姿を現したのは、スコットランドヤード・ブレイブポリスの技術開発主任兼開発設計者で現在は警視庁に赴任しているレジーナ・アルジーンだった。
勇太「レジーナ。ガンマックスは?」
レジーナ「ガレージで藤堂さんにお説教よ!デスクでオイルをラッパ飲みした時、いい感じに汚してね」
勇太「なーるほど。そりゃ藤堂さんカンカンだ」
星史「やっぱ、レジーナか。どうりで感じた事のある気配だと思ったぜ」
舞人「やあ、レジーナさん。」
レジーナ「あら、舞人さん、こんにちわ。それに貴方たちは…」
星史「それにしても、ロボット工学博士号を持つ天才少女も成長したな」
レジーナ「!?その言い方、まさか貴方高杉君!?」
星史「ご名答。久しぶりだな。レジーナ!5年ぶりだな」
レジーナ「久しぶりね。という事はそちらが香坂さんね。久しぶり。元気してたかしら?」
ひかる「久しぶりー。レジーナさん」
舞人「それにしても星史君、気づいていたなら、教えて欲しかったな」
星史「すいません、自信なかったんで。それにあんまりコレ使いたくないし」
勇太「コレ?コレって何のこと?」
ひかる「あ、そっかー、勇太君、星史君の可笑しな能力身についたの知らないんだよね?」
星史「お前、可笑しなってのないんじゃね?(汗)」
舞人「まぁまぁ、星史君。勇太君、実はね…」
舞人は勇太に星史のフレアについて事情を説明した。
勇太「そりゃすごいや!僕もそんな能力身に着けたいなー」
舞人「勇太君にはデッカード達に心を芽生えさせた力があるじゃないか(笑)」
星史「そうそう!俺だけが別に特別じゃないんだぜ?(笑)」
レジーナ「いずれにしても非科学的だけど、非常に興味深いわね」
星史「へぇー、お前も丸くなったな。以前は信じられないの一辺倒だったのに」
レジーナ「以前の私は固定概念に固執し過ぎてわ。でも、今では、素直にどんなに非科学的現象でも受け入れるわよ、私も間違い続けたから」
ひかる「レジーナさんも成長したのねー」
レジーナ「でも、検証と観察はしっかりとさせてもらうわよ?非常に興味深いから」
不敵な笑みを浮かべるレジーナ。
舞人「じ、実験させる気でいるのかい?(汗)」
レジーナ「心配ないわ、程々にするから」
星史「…なんか逆に間違った方向に行っているような気がするのは、気のせいか?(汗)」
丸くなったとは言え、何故か物凄く不気味で毒々しいような一抹の不安を星史は感じた。
星史「そうそう、聞いたぜ、勇太。海外でも正真正銘の正式な警察官として本当に認められたらしいな」
勇太「まぁね。世界初の最年少警察官とは言え、世界は愚か日本政府でさえ今までは民間採用の身分で認められてたようなモノだったから軽く見られてたんだけどさ。※1SATの特殊訓練に特別参加したりして世界もそして日本政府も認めざる負えなくなったのさ!」
※1SAT(サット)…特殊急襲部隊(Special Assault Team)日本の警察の特殊部隊。
舞人「Σさ、SATだって!?特殊部隊じゃないか!?」
星史「ま、そんな感じはしたけど…」
舞人「星史君、平然としてるね…」
ひかる「だって星史君は…」
星史「あ、すいません、舞人さん実は…」
舞人「なんだい?」
星史「実は、その〜、前回のパーティの時、言うの忘れてたんですけど、あの石化事件の後、舞人さんがパーティーに誘いに来るまで2週間ほど時間があったじゃないですか。その間、父さんからあの事件の今後を考えて、※2デルタフォース養成プログラムにほんの数日だけ特別参加を強要されまして…」
※2デルタフォース…第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊(英: 1st Special Forces Operational Detachment Delta/略称:1st SFOD-D)の通称であり、主に対テロ作戦を遂行するアメリカ陸軍の特殊部隊。
舞人「Σデルタフォースだって!?べ、米国陸軍の特殊部隊じゃないか!?」
星史「あのですね…このフレアのおかげで、数日とは言え、割と簡単に習得しちゃいまして…」
ひかる「あたしも聞いた時、驚いちゃいました…」
舞人「なるほど。それで勇太君がそれなりに特殊な訓練を受けていたとわかったのか。それならそうと言ってくれればよかったのに」
星史「いや、言おう言おうと思ってたんですけど、いろいろと遭ったおかげで話すタイミングを逸してまして…」
レジーナ「因みに私もイギリスに帰国した際、※3SASに特別に入隊して技術を磨いたのよ」
※3SAS(エスエーエス)…特殊空挺部隊 (Special Air Service)の略。 イギリス陸軍の特殊部隊。
舞人「君もか…、俺も少し考えなきゃならないのかな…」
相次ぐ暴露に舞人はタジタジになる中、勇太がふと思いついたように話を切り出した。
勇太「あ、そうそう。舞人さんから聞いたよ!星史君たちの世界。なんか人が石化する事件が起きたって、大変だったねー」
星史「ああ、まぁな。あれは舞人さんたちの協力があったし、この力もあったしな。犯人の安否は不明のままだが、なんとか事無きを得たさ」
勇太「そうしたら、今度は舞人さんの世界でガインたち勇者特急隊が暴走したんでしょ、びっくりしたよ、立て続けなんだもん」
舞人「俺も星史君も正直驚いたよ、でもその時は星史君に助けられた」
星史「ま、俺も石化事件で助けてもらったしな。とは言え、よく考えたら、勇者特急隊の暴走はここに来れればよかったんだよな、ハーメルンシステム打破のために既に一歩先に仮想システム的な物を導入してたんだから…ねぇ舞人さん?」
舞人「ま、まぁ、俺も後で気づいた事だし…既に勇太君の世界で導入されていたなんて知らなかったしさ、ははは…」
勇太「でも、状況が違うよ、やっぱり短時間とは言え不安定なシステム状態で意識事態を仮想空間に飛ばすのは、危険極まりなくて前例なんてないんだから…」
星史「そうなんだよな〜…結果的に上手くいってよかったな、ホント…」
舞人「星史君のおかげでホント助かったよ」
勇太「ホント、すごく大変だったんだね…感心しちゃうよ…」
星史「感心するのはこっちだよ。ブレイブポリスのボスとしてまとめ上げるお前の手腕にな!」
勇太「い、いや〜、そう言われると照れるな〜(照)」
全員「「「ハハハハ」」」
そんなこんなで和気藹々と話しだし、数分後に星史が話の区切りを見て先程の件で話題を切り替えた。
星史「ところで、勇太。さっきの蠅型の飛行メカは一体なんなんだ?」
舞人「そうそう、俺もそれが気になったよ、俺が先日来た時は先程の飛行メカはうろついてなかったと思うけどね」
勇太「さっきのキラーフライ?うーん、それが、僕たちもまだよく把握し切れてないんだ」
星史「正体不明って事か…」
レジーナ「ええ。キラーフライというのは、私たちが呼称してる謎の飛行メカよ。最近になって突然現れ始め、至る所で市街地を荒らし放題。私たちも発生源とか含めいろいろ調査中なの」
星史「そうなのか…」
レジーナ「毎回、現場で操っている犯人は捕らえているんだけど、記憶が消えていて、専門チームの見解では、どうやら事前に何者かに洗脳されてるみたいなの」
舞人「洗脳?」
レジーナ「ええ、逮捕するといつの間にか洗脳は解けて今までの記憶が全くなくお手上げ状態、手がかりすらも掴む事ができてないわ」
勇太「今回の操ってたとみられる犯人も当然洗脳されてるだろうしね…まいったよ」
ひかる「ホント、なんか最近やたら慌ただしい」
勇太「二人の世界で大きな事件が起きて、今度は僕たちの世界でキラーフライが現れて暴れ放題か、もうわけがわからないや」
星史「うーん」
星史はふと考え込んだ。やはりこの世界でも何かあると星史の直感が悟ったのだ。
ひかる「星史君、どうしたの?」
星史の考え込む姿に舞人も呼応する。
舞人「おそらく星史君の考えている事は俺と同じ事だね。星史君たちの世界で起きた石化事件…俺たちの世界で起きたガインたちの暴走事件…今勇太君の世界で発生しているキラーフライの脅威、何か因果関係があるんじゃないかって事さ」
ひかる「Σウソ!?あの事件と関係してるの?」
舞人の一言に途端に取り乱し、顔を青褪めるひかるに星史は冷静に説く。
星史「落ち着けよ。別に決まったわけじゃねぇよ、あくまでも憶測だ。結び付く確証がねぇしな。ただ、立て続けにしてはタイミングが良すぎるなって感じたからな」
舞人「俺もそれが気になってね。偶然にしては、ちょっとね」
勇太「うーん、僕も気にはなってはいるんだけど、そもそも確証がない以上、何とも言えないよ」
星史「そういう事だ。だから、落ち着けよ、ひかる」
星史(でも、なんか嫌な予感がする…これもフレアの力の影響なのか?)
ピーピーピー!
一瞬静まり返った静寂を切り裂くように、勇太の警察手帳がけたたましく鳴り響く。緊急通信のようだ。
勇太「はい、こちら勇太」
デカ「勇太!事件だ!キラーフライが現れた!」
勇太「Σなんだって!?」
星史たちもその通信に耳を傾ける。
デュ「こちらデューク!ボス!今、デッカードに合流し、キラーフライの排除に乗り出している!」
勇太「わかった。すぐに僕も駆けつける」
突然の事件の知らせにその場が騒然となる。しかし、更なる衝撃を受けたのは、デッカードとデュークが伝えた次の言葉だった。
デュ「待ってくれ、ボス!それだけじゃない!」
勇太「え?」
デッカード「勇太、聞いてくれ。キラーフライから黒い特殊な液体が放射され、至る所で石化が始まっている」
星&舞&ひ「「「Σな!?」」」
勇太「Σな、なんだってー!?ちょ、ちょっと待ってよ!そ、それって…」
ひかる「ウソ…これって…」
星史「…ああ」
星史は頭を抱えながら、静かに頷く。
星史「理由はどうであれ、俺たちの事件で使われたゴルゴンの涙と一緒だぜ…」
舞人「何てことだ…これも不遇の巡り合わせなのか…」
勇太「そ、そんな…ひ、被害は!?」
デカ「市民の避難は完了している…しかし、これでは我々も下手に近づく事が出来ない」
デュ「また合体したら、厄介な事になる!」
マク「ボス!現場に到着しました!命令を!」
勇太「う、うん、石化に注意して、僕が行くまで距離を保ちつつ、キングフライヤーに合体させないようキラーフライを排除するんだ!液体に触れないように十分気を付けるんだよ!」
全員「「「了解!」」」
星史「くそ…俺の考えてた事がやっぱり結び付きやがった…」
結果的に星史の嫌な予感は的中してしまい、あの悪夢が脳裏を過った。石化事件が世界を変えて再び発生してしまった。
舞人「これは、俺たちも協力しないとね!」
星史「ええ」
しかし、悪夢にいつまでも浸っている訳にはいかない、何とかせねば。その思いで気持ちを切り替える。
ひかる「もう〜…一体全体、どうなってるの…」
星史「ひかる、お前はここに残ってろ。俺は勇太と一緒に現場に向かう」
ひかる「星史君…」
舞人「俺ももちろん行くよ、何故なら、俺たちは親友だからね」
ひかる「舞人さんも」
ガンマックス(以降:ガン)「おちびさーん、俺も今から向かうぜ!」
騒ぎを聞きつけたのか、ガンマックスと藤堂俊助が姿を現す。
勇太「ガンマックス!」
藤堂「すまねぇな、こいつを説教するのに時間が掛かっちまったもんでな」
勇太「よし、ガンマックス、シャドウ丸、出動だ」
シャ「了解!チビボス!」
ガン「イッツ、オーライ!」
星史「待て、勇太、俺たちも行く」
勇太「Σええ!?星史君たちも!?」
舞人「勇太君、石化に使われた液体は、もしかしたら星史君の世界で使われたゴルゴンの涙に近いものかもしれない。行かない理由はないよ」
ひかる「待って。あたしも覚悟決めて行くわ」
勇太「Σひかるちゃんまで!?」
星史「ひかる、お前…」
舞人「いいのかい、ひかるちゃん」
ひかる「私だって何か役立てるはずだし、星史君たちが頑張ってるのに私も何かしなくちゃ!」
星史「…よし、勇太、いいな?」
ひかるの決意の眼差しを見た星史はもうこれ以上は止めても無駄だと考え、敢えてもう何も言わなかった。
勇太「…はあ。そういう事なら、止めるのは返って野暮だね。わかった!一緒に行こう!みんなシャドウ丸に乗って!」
星史たちは三度事件に巻き込まれ、解決へと戦いに向かう。
END
あとがき
最後の更新から1年以上経ち、ずっと停滞していた為、久々の更新となりました。
もはや、小説というよりも、台本書きの状態で、会話しかなく、状況の把握が難しい話となっています。
申し訳ございません、これが当方のスタイルなので…(汗)
それで、前回から申してます通り、あり得ないです。
なので、警告します。これからもぶっ飛んでる話ばかりであり得ないことばかりになります。
それがお気に召さない方は、ブラウザを閉じる事をオススメします。
まあ、ここまで見てくださっている方々がいらっしゃるならば、そうは感じず、それを理解した上で読んで下さっているとは存じますが
また、暫く停滞するかもしれませんが、宜しくお願いします。
14/04/24
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