〜エピローグ〜


事件が発生してから、既に三日が経った。

俺たちはようやく普通の生活を取り戻した。

ひかる「行って来まーす!!」

星史「よ!ひかる!!」

ひかる「あ、星史君、おはよう!舞人さんもおはようございます!」

舞人「ひかるちゃん、おはよう!」

サリー「ひかるちゃん!!お弁当忘れてるわ!!」

ひかる「あ、いっけなーい!!」

舞人「いつもの生活に戻ったみたいで良かったね!」

星史「ええ。」

浜田「まあそう言う事!」

星史&舞人「「Σわあああ!!」」

星史「は、浜田さん!?」

舞人「い、いつからここに(汗)」

浜田「今日行くって言っただろ?(笑)ちょっと早く来ちゃったから、これからゆっくりと色んなところ見物するつもりさ(笑)」

星史(舞人さん…あなた方はどんだけせっかちなの?)

舞人(面目ない…(汗))

星史「まったく…」

浜田「でも、星史君。ゴルゴンがよくあの女性だと分かったね。」

星史「ああ、その事ですか。まぁ矛盾もありましたし。そもそもゴルゴンっていうコードネームを付けてる時点で、女性っぽさはしてたんですよ。」

舞人「あ、なるほど、ゴルゴンはギリシャ神話に出て来る「ヘスペリデスの園」に住んでた、メデューサの姉でもある女性の怪物だからね。自ずと女性をイメージしてしまうわけだね。」

星史「…それからすると」

浜田「それからすると?」

星史「…重村カオリは自分の過ちを誰かに止めて欲しかったんじゃないかって…」

舞人「…そうかもしれないね。」

星史「…」

あの事件の後、どうなったか簡単に俺の口から説明する。

父さんのおかげで俺たちが事件に関わったワクチンの開発から本拠地の襲撃を含めて全て伏せられ、全て父さんの直々の指示との事で落ち着いた。

GDOから見れば、一般人の俺たちが事件の奥深くまで関わった事はかなりの問題。これは俺たちに対する父さんなりの配慮だ。

これを受けて元帥並びに各国の首脳は父さんに対し、表彰をする気配があるが父さんは頑なに拒み辞退を申し出ているらしい。

やっぱり手柄も立てていないのに表彰されるに値しないと軍人としてのプライドが許さないらしい(笑)

俺たちが持ち帰った重村カオリのペンダントに仕込まれていたmicroSDのデータにより事態を重く見たGDOは、過去の重村教授摘発及び自殺強要事件について特例により再捜査を開始。現在、当時裏で糸を引いていたギルバート・マドラー博士を日本で拘束し、取り調べを行っている。

本人は告発データが発見されてしまった為、容疑を大筋で認めているらしい。

また、当時マドラーの策に嵌り、混乱を避ける名目で隠蔽工作に関与したGDOの元高官たちも併せて起訴される見通しだ。

元を糺せば、悲しい事件だった。

爆発した研究所については今GDOが調査中だ。

当然『ゴルゴンの涙』の製造源は絶たれ、データも完全に消失が確認された。ドラゴンヘッドの残党も追跡が継続されている。

重村カオリ本人の遺体はまだ発見されてないらしい。

問題は重村カオリにあの『ゴルゴンの涙』を誰が渡したかだ。

地球外ウイルスをどうやって手に入れたのか。彼女に手渡したとされる謎の男は、もしかしたら、地球人いやこの世界の人間じゃないかもしれない。

となると、舞人さんたち以外にもこの世界に入り込んでいる可能性はある。

けれど、ここまでは俺の憶測。

現在、父さんがその件についても調査中だ。

ひかる「お待たせ!!あれ、浜田さん!?」

浜田「おはよう、ひかるちゃん。ちょっと早いけど来ちゃった(笑)」

ひかる「ホ、ホントに早いわね(汗)」

舞人「重ね重ね面目ない…(汗)」

サリー「あ、舞人さん。いずみさんからご連絡がありまして、『お仕事のデータを浜田さんに渡してありますので、しっかりとやって下さい』と。」

舞人「え!?」

浜田「ほい!仕事のデータ!もう逃げられないからな!観念して星史君たちが学校に行ってる間しっかりとやるんだね(笑)」

舞人「抜け目がない…(汗)」

舞人さんは今まで以上に情けない表情を浮かべていた。

ひかる「!?Σいっけなーい!!遅刻しちゃう!!」

星史「へ…Σげ!!やっぱ!じゃあ俺たち行って来るんで留守番お願いします!!」

舞人「OK!」

サリー「気を付けてね!」

浜田「いってらっしゃい!」

星史&ひかる「「行ってきまーす!!」」

俺たちの戦いはまだ始まったばかりなのかもしれない。

けれど、今は一旦普通の生活に戻る事にしよう。

何故なら、ここは俺たちの世界だからだ。



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