時空を超えたもう一つの世界へ〜プロローグ〜


星史とひかるは舞人の世界から帰還し、普段の生活に戻った数週間後の金曜日の事。

星史「ただいま〜」

星史「うん?この靴は母さんの靴だな。帰って来てんのか…それにもう一足、この靴確か…」

星史が靴を脱いで玄関から上がろうと不意に下に目を向けると、レディースのヒールとメンズの靴が置いてある。

一方は母親である美鈴のもの。もう一足のメンズの靴も見覚えがあった。

美鈴「あら、星ちゃん。おかえりなさい!」

奥から美鈴が姿を現し、星史を迎える。

星史「あ、ただいま。母さん。帰って来てたの?」

美鈴「ええ!今日は取材先から直接、早上がりになったの。明日からまた出張で家空けちゃうから。」

星史「なるほどね!それでか!」

美鈴「あ、そうそう!お友達の方が来てるわよ!今、居間で待って貰ってるわ!」

星史「…って言う事は、やっぱり…」

星史は確信する。

ガチャッ!

美鈴「お待たせしました!今、星史が帰って来ましたよ!」

舞人「あ、ありがとうございます。お母さん。わざわざ、どうも。」

星史「ですよねー(汗)」

ドアを開けて居間に入ると、そこにはしっかりと舞人の姿があった。星史は文字通りお約束となる反応を示す。

舞人「やあ!星史君!」

星史「舞人さん、また逃げて来たんですか?」

舞人「い、いや、それもそうなんだけどね…(汗)」

星史「少しくらい否定しましょうよ…(-_-;)」

美鈴「こんなに親しい同級生のお友達が居て、星ちゃん幸せね。」

星史「いや、今は訳ありで同い年なんだけど、本当の同級生じゃないというか、かんというか…」

星史はこの複雑な関係を何と説明していいのか分からず、しどろもどろする。

舞人「それは、光栄です。星史君には、色々とお世話になりまして、これからも親友としてお付き合いさせて頂きます!!」

美鈴「今後とも宜しくお願いしますね!」

星史「何でこんなに、母さんと舞人さん親しくなってんだ?(汗)」

自分の母親と別世界の大企業の若社長が何故こんなにも親しく話しているのか、星史は甚だ疑問を感じざる負えなかった。

舞人「それで、星史君、モノは相談なんだけど…」

星史「あー、はいはい。とりあえず、俺の部屋で話しましょう!俺も着替えたいし!」

舞人「そうだね!そうしようか。」

二人は二階に上がり、部屋で星史が着替えると改めて話し出した。

星史「んで?今回は何事で?」

舞人「実はね。この前、星史君たちの世界とは別の世界に行って来てね、懐かしい人物に会って来たんだ!その人物が星史君にとても会いたがっててね!」

星史「懐かしい人物?」

舞人「うん。その世界もまたまた星史君たちと同じくバルドーとの戦いからおよそ5年後の世界なんだ!」

星史「なんでピンポイントに5年後なんだか…まあいいや。という事は、あのバルドー戦以来なんだから、あの時のメンバーの一人ですね?」

舞人「そう!ヒントはBPかな?」

星史「BP?…B…P…まさか!?ブレイブポリス!?って事は勇太!?

舞人「正解!!当時は小学4年生だった勇太君もあれからおよそ5年経って、今は立派な中学3年生だ。」

その人物とは勇者警察ジェイデッカーの主人公、バルドー戦当時小学4年生だった友永勇太だった。舞人が訪れた勇太の世界は星史と同じくバルドーとの戦いからおよそ5年近く経過しているとの事で当時小学4年生だった友永勇太も中学3年生となっているという。

星史「俺の世界に留まらず、勇太の世界まで行くとは…(汗)」

舞人「どうだい?久々に会ってみたくないかい?」

星史「でも、勇太は今、中3って事は、思いっきり受験生じゃないですか?それにあいつ未だにボスとしてブレイブポリス引っ張っているのに、いいんですか?」

舞人「勇太君に星史君の話をしたら、ぜひ会いたいらしいんだ。受験勉強も捜査と併行して順調らしいし問題ないって事だよ!」

星史「そうですか。まあ、にしても、勇太らしいな!(笑)」

舞人「星史君と同じで彼も逞しく成長しているよ!成長した者同士、久々に会って語って見てはどうだい?」

星史「ええ!そうさせてもらいます!ひかるも誘っていいですか?」

舞人「もちろん。もうすでに君のお母さんには了承得ているから、準備が出来次第出発しよう!」

星史「そこんとこはちゃっかり早いな〜(汗)ま、そう言う事なら、さっさと用意しますか!」

こうして、星史は勇太の待つ世界へ時空を超えて向かうのだった。

あとがき

時空越えシリーズも第7弾です。今回も長編となる予定ですので、同枠で1話毎に増やしていく予定です。

ブログにも書いてありました通り、今回の小説で他の勇者シリーズ作品から新しくクロスオーバーという事で次回の話から勇者警察ジェイデッカーの友永勇太を始め、ジェイデッカーの主要人物を順次登場させていきたいと思っています。

なんで、これまたジェイデッカーにしたかと言うと、好み順です(笑)

因みに、今回はなるべくシリアスな展開にはしない方向考えています。過去二回もシリアスな展開で苦労したので、今回は楽しい話にしていきたいと思っています。

今回はその前段階という事で、名前だけの登場ですが、この話以降、しっかりと登場させますので、どうぞお楽しみにして頂きたく思います。

それにしても、毎度毎度、舞人さんに天然素質を持たせてしまっている作者で申し訳ありません。しかし、これでこそ、うちの舞人さんと星史君は成立するので、あしからず。

次回もぜひお楽しみに。

2012/06/24

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