時空を越えた交流は続く!?


前代未聞の怪事件から数日が経った頃。

前回の反省を兼ね、舞人達は時々、自分達の世界に帰りつつも度々星史たちの世界に顔を出していた。

今では、星史にとっても日常茶飯事な事に成り果て今では当たり前に感じるようになった。

星史「カァ〜、ようやく練習終わったぜ〜、生徒会との両立はやっぱ辛ぇな〜。」

星史は周りを見渡してひかるを探す。どうやら、まだのようだ。

星史「うーん…ひかるの奴、まだみてぇだな。」

舞人「やあ、星史君。お疲れ様。」

星史「ん?舞人さん?いつこっちに来たんですか?」

舞人「つい、さっきさ。サリーちゃんと浜田君も後程来る予定だ。」

星史「はは〜ん…さてはまた逃げてきましたね!」

舞人「いや、今日は別の用件も兼ねてなんだ。」

星史「別の用件も兼ねてね…それ、つまり逃げてきたことは認めてますよ(汗)」

舞人「そ、そうだね…(汗)」

星史「おかげさまで、もう何も驚かなくなりましたよ…(汗)」

舞人「ハハハ…(汗)」

慣れというものは時に恐いものである。

ひかる「あ!星史君!!待っててくれたのね!」

星史「ひかるも来たか。」

そんな中、ひかるも現れる。

舞人「やあ、ひかるちゃん。」

ひかる「あれ?舞人さん。また来たんですか?」

舞人「今回は別の用件もあってね!」

ひかる「別の用件?」

星史「んで?その用件って一体何ですか?」

舞人「ああ、それで用件っていうのは…」

ドン!!

女子「キャ!!」

星史が話を聞き出そうとした矢先、すぐ近くにいた同じ学校の女子高生が走ってきた男と接触し、突き飛ばされた。接触した男は、そんな事に目も触れず一目散に走り去る。

ひかる「何、今の人、危なーい!あなた、大丈夫?」

星史「おい、怪我ないか?」

女子「ええ、大丈夫です…」

舞人「安心した。それにしても、今のフードを被った男明らかに様子が変だったね…」

星史「あの服装って、もしかして…」

星史には男の服装に思い当たるところがあった。

根元「待てー!!」

星史「うん?この感じ…根元さん?」

根元「あ、星史君!!」

後方から、根元巡査が全速力で走って来る。

舞人「今のフードを被っていた男を追っているみたいだね。」

星史「あらら、やっぱりね…あの様子からすると、最近ここら辺でひったくり繰り返してるひったくり犯に間違いないみたいだな。目撃情報に見事に合致してる格好だしな、ありゃ。」

舞人「こっちに来る。」

根元「フゥ…フゥ…」

根元「…ちょうどいいところに…」

バタン!!

ひかる「Σちょっと!?根元さん!?」

星史「ダメだ、こりゃ…根元さん、完璧にバッテバテだ(汗)」

根元巡査は星史たちを見つけると、息を切らしながら近づき、ついには、倒れこんでしまった。

星史「ったく、いい迷惑だぜ…大丈夫ですか、根元さん。」

根元「…い、今逃げた男を取り押さえるの…手伝って…フゥ…フゥ…ここのところ起きてる…ひったくりの常習犯なん…だ…」

星史「あんな逃げ方してりゃ、見りゃ分かるって(汗)」

ひかる「これじゃ、根元さんはこれ以上追っかけるのは無理ね。」

星史「つーか、完璧に日頃の運動不足が祟ってるぜ。根元さん…」

舞人「でも、ここまで追って来るんだ、相当な運動量さ。」

星史「ここまで来ると、昇進したいという一心の執念だな。」

ひかる「同感。」

根元「本官に構わず…早く…」

星史「普通、一般の高校生に頼むってのも、不味いと思うんですけど(汗)」

ひかる「なんでそこまでして応援頼まないのか不思議…(汗)」

星史「よっぽど自分の手柄にしたいのね(汗)」

ひかる「信じらんなーい。」

なんとも頼り甲斐のない警察官だと、星史たちが思ったのは言うまでもない。

舞人「まあまあ、頼まれた以上、引き下がる星史君じゃないよね?」

舞人に言われ、星史もやれやれと感じながら、仕方なく重い腰を上げる。

根元「は…早くぅ〜…」

星史「はいはい!分かりましたよ!!ったく…無理なら他の警察官に応援頼めっての…しゃあない、手伝ってやるか!舞人さんはひかると一緒に根元さんを連れて来てください!!俺は奴を追っかけます。」

舞人「わかったよ。」

ひかる「気を付けてね。」

星史「宜しくお願いします!!」

星史は犯人を追跡するため、全速力で走り出した。

数分後…

犯人「ハァ、ハァ、ここまで来れば…」

星史「休んでていいのかな?」

犯人「な!?」

犯人が物陰で休んでいると、そこに追い付いた星史が姿を現す。

犯人は星史の声に気付き、すかさず臨戦態勢を取る。そんな往生際の悪い犯人を目の前にして星史は動じる事無く堂々と立ち尽くしていた。

星史「観念しなよ。」

犯人「ガキが!」

犯人はナイフを取りだし、星史に切り掛かる。

星史「ハイハイ、威勢がいいね!すごいすごいっと!」

犯人「!?」

犯人「Σぐわあ!!」

星史「残念だけど、おしまいだぜ、犯人さん。」

犯人「Σイテテテ!!ま、参った!…」

星史「そうそう、お利口さん!」

しかし、犯人の抵抗も空しく、星史は軽々と犯人を沈め、星史たちを巻き込んだ逃亡劇は簡単に終劇となった。

舞人「星史君!!」

星史「舞人さん、ひかる、根元さん!」

星史の下に復活した根元巡査と舞人ひかるが合流する。

根元「せ、星史君、大丈夫?」

星史「復活しました?」

根元「まだ、ヘロヘロだけど、星史君に任せっきりはあまりにも危険だからさ。」

ひかる「危険だと思うなら、手伝わせないで下さい!」

根元「ごめん…」

ひかるに正論を叩かれ、根元巡査は情けなく肩を落とす。

星史「ナイフを所持してて、切り掛かられましたけど、なんの問題もなく、取り押さえましたよ。」

根元「Σな、なんだって!?\(゜□゜;)!?/け、怪我はしてない!?」

星史「人の心配する前に自分の不甲斐無さを心配してよ(汗)…大丈夫。無傷ですよ!」

根元「う、うそーん…(((・Д・;)」

ひかる「まぁ、信じられないわよね、根元さんにしたら、立場ないし…(汗)」

根元巡査は驚きを通り越してドン引きした。それも当然である。凶器を持っている相手に対し、単なる高校生がいとも簡単に制圧してしまったのだから。

根元巡査には悪いが、当然ながら警察官として立場がない。

舞人「ま、やっぱり要らぬ心配だったみたいだね。」

三人が何事もなかったように平然と話しているのを見て、根元巡査は呆然とその光景を眺める事しか出来なかった。

星史「そういう事だからさ!早く現行犯逮捕して連れてって下さい!」

根元「う、うん…(一体全体、どうなっているんだ…(・・;))」

根元巡査は星史の力に疑問を感じながら犯人を連れて去って行った。

舞人「それじゃあ、校門まで戻ろうか?二人も来ているかもしれないしね。」

星史「ええ、そうしましょう。」

星史たちは来た道を戻りながら、途中だった先ほどの話の続きを話し出す。

星史「それで、さっきの話の続きですけど、用件って?」

ひかる「あ、そうそう。私にも関係あるんですよね?」

舞人「あ、そうだったね。星史君もひかるちゃんも、明日確か土曜日で学校休みだよね?空いてるかい?」

星史「え?まあ、剣道部の練習休みなんで、空いてるっちゃ空いてますけど…」

ひかる「私も空いてますけど、それが何か?」

舞人「実は明日、マイトステーションでパーティーが開催されるんだけど、二人を是非とも招待したいんだけど、どうだい?」

星史「Σパ、パーティー!?」

ひかる「Σうそー!?明日!?」

突然の提案に二人は驚き、困惑する。

星史「でも、俺、まだ高校生だから、スーツとかタキシードとか礼服になりそうな服持ってないですよ?」

ひかる「私もドレスなんてないですよ…」

舞人「大丈夫!二人の衣装はこっちで、用意するから。」

星史&ひかる「「あ、そうですか…」」

星史(そうだった、この人にはそんなのいとも容易い事だったな…( ̄▽ ̄;))

ひかる(時空間旅行を騙ってこっちに逃げて来れる程だしね…(;^_^A))

二人とも、納得の表情を浮かべた。

舞人「じゃあ、決まりでいいね!それじゃ、まもなくサリーちゃんと浜田君も来るはずだから、二人と合流したら、星史君たちの家に向かおうか?」

星史「ええ。でも舞人さんはマイトウイングでしょ?俺たち、自転車なんで先に向かってていいですよ。」

舞人「いや、今日はマイトウイングじゃないんだ。何度か星史君たちの世界を行き来しているうちに不便に感じてね、星史君たちの学校と家の前にピンポイントでワープホールが開くように転移装置に位置情報をインプットして調整したのさ。」

星史「ようやくマイトウイングが反って不便だとわかってくれたんですね(汗)」

舞人「ハハハ、まあね(汗)」

ひかる(素晴らしき平和ボケね…(;^_^A))

星史(むしろ、ここまで来ると完璧な天然だと思うぜ(-_-;))

浜田「おーい!舞人ー!!」

サリー「舞人さん!」

舞人「浜田君!サリーちゃん!」

星史「浜田さんたちも到着したか。」

校門前に浜田とサリーの二人が現れ、双方お互いに駆け寄る。

浜田「ごめんごめん、遅くなって。」

サリー「大変お待たせしました。」

舞人「大丈夫さ。さてとみんな集まった訳だし、星史君たちの家に向かおうか?」

星史「ええ、そうですね。あ、因みに、パーティーって何を祝うんです?」

ひかる「私もそれ気になる〜。」

舞人「それは明日会場でのお楽しみさ!」

星史「ま、またこのパターンか…(汗)」

ひかる「このパターン本当に多いわよね、星史君(汗)」

舞人「さ、行こう!!」

星史「つーか、行くのは俺たちん家なんだし、普通仕切るの俺たちなんだけどな〜…」

ひかる「ま、まぁ、良しとして、とりあえず行きましょう?(汗)」

星史「ああ(汗)」

時空を越えた交流はまだまだ続く…

END

あとがき

新年一発目の小説です。

相変わらずの根元巡査と舞人さんです。

私は何故か二人には相通ずるものがあるようです(汗)

より一層、舞人さんの天然っぷりが炸裂しておりまして、もはや二枚目なイメージは完璧に崩壊しております。

根元さんはもはや警察官として有り得ない性格となっております。

いつまで星史君最強設定が続くのかと申しますと、今後もずっと続くと思います(苦笑)

次回はパーティーでのお話をアップしたいと思いますので、お楽しみに。

では、次回にご期待ください。

2012/01/20