野外ライブをしよう!!
ガヤガヤガヤ…
星史「うはぁ〜、すげぇ人混み(汗)」
野外ライブフェスティバル当日。開催される会場は既に出店や大勢の観客でごった返していた。
ひかる「予想以上に混んでるわ…」
数少ない個人練習と合わせ練習を重ね、何とか本番に間に合った星史たち。
決めてなかったバンド名もエントリーギリギリで決まり、準備万端の状態で臨む事となった。
バンド名は星史たちにとって一番忘れてはいけないオーボスとの戦いの経験から“伝説”の英訳で「“LEGEND”」となった。
星史「つうかさ…どうして、こんなに混んでんの?野外ライブつっても、市民フェスだろ?」
ひかる「いろんなバンドのファンも居るみたいだけどね〜どうやら“誰かさん”目当ても多いみたいよ〜(拗ね気味)」
星史「“誰かさん”?」
ひかる「あら、分からないんだ〜、うちの学校のイケメン副会長さんは鈍感なのね〜?」
星史「はあ?お前何言って…」
*「キャー!!あそこ見て!副会長よ!!(嬉)」
*「あ、ホントだー!!キャー!!かっこいい(嬉)」
星史「え?」
周りを見渡すと、どことなくあらゆる方向から視線を感じる星史。
キラキラキラキラ…
そうそれはまさしく、憧れの人に対する女子特有の輝きの視線…その視線の先は、まさしく星史本人である。
星史「Σんげ!?も、もしかして、“誰かさん”って俺!?(焦)」
当の本人はひかるという恐ろしい存在がいつも居る為、全然自覚はなかったのだが、予想以上に人気がある事を初めて知るのだった。
残念ながら、これが現実である。
ひかる「知らなかったとは、驚きねぇ〜、本当に知らなかったの?(怒)」
星史「知るわけねぇだろ!!!こんなに俺目当てがいるなんて(汗)おいおいおい、ウソだろ、マジで…(困惑)」
ひかる「大マジで〜す!!(拗ね気味)」
星史(やっべぇ…ひかるの奴、拗ねてやがる…雷落ちなきゃいいけど…(汗))
ひかる「いいわよ〜?嬉しがっても?」
星史「嬉しかねぇよ!!(汗)」
星史(むしろ、後が怖いっつーの…(汗))
ひかる「どうだか!!」
星史「ホントだって!!(焦)拗ねんのやめてくれよ(汗)」
ひかる「やめてくれ?(怒)」
星史「…お願いします、ご機嫌直して頂けませんでしょうか(汗)」
ひかる「よろしい。いいわ、ホントに自覚なかったみたいだし、勘弁してあげる!」
星史「お、恩に着ます…(汗)」
ひかる「それにしても、桜小路さん、こんな中で大丈夫かしら?」
星史「根元さんが一緒に居るって言ってたけど、何処に居んだ?螢の奴、人酔いして倒れてんじゃねぇだろな?(汗)」
ひかる「ちょっと!不安になる事言わないでよ〜!!」
星史「あ、悪ぃ悪ぃ(汗)しかし、今更だけど、ホント良かったのかな…」
ひかる「こんなことなら、正直私がボーカルやれば良かったかも…」
星史「まさか、ここまで酷いとは俺も思わなかったからな〜…こんな状況の中、螢はベース兼ボーカルとしてやるのか…」
そう実は、ボーカルは蛍が担当する事になったのだ。螢自身にとっては挑戦的な意味もあり、他の三人からしてみれば、一番ボーカルとして担当するに相応しいとの事で全員一致で決まったのだった。
根元「星史くーん!ひかるちゃーん!」
ひかる「あ、根元さんの声!」
星史「後ろの方から聞こえたな。」
二人が振り向くと…
星史「根元さ…」
言葉を失う星史とひかる。
星史&ひかる「「根元…さんその格好…」」
根元さんの格好はヘビメタの衣装だった。
星史&ひかる「「こらぁー!(怒)」」
根元「何々、血相変えて?」
星史「何考えてるんですかぁ!!いくらなんでもその衣装はあり得ないって!(怒)」
ひかる「即刻、別の衣装に着替えて来て!(怒)」
根元「アハハ、やっぱりダメ?」
星史&ひかる「「当たり前です!!(怒)」」
根元「アハハハ!そう怒らない、怒らない。ジョークだよ、ジョーク!こんな格好するわけないじゃない!」
星史「ジョークになってないって…(汗)」
ひかる「最初から前途多難だわ…(汗)」
どうやら、根元さんのジョークだったらしく、二人はまんまと一杯食わされたようで、根元さんのKYぶりに甚だ嫌気がさしたのは言うまでもない。
星史「ったく。馬鹿馬鹿しいし、もういいや(汗)んで、螢は?」
根元「螢ちゃんなら、向こうに居るよ!彼女、今日絶好調だよ!メチャクチャオシャレしてるし、テンションも高いし!」
星史&ひかる「「え?(螢/桜小路さん)が、テンション高…い?」」
二人は何か良からぬものを感じながら、螢と合流しに向かった、すると…
螢「あら、二人共。おはよう!今日は私頑張るわ!!」
星史&ひかる((せ、性格が逆転してる…(汗)))
螢は見事なまでに今日に限って性格が逆転しており、再び二人は言葉を失ってしまった。
星史「おいおいおいおい…どうしてこうなった?(汗)」
ひかる「ね、ねぇ、星史君…もしかして、前に星史君が桜小路さんが三年に一度だけ性格が逆転する時があるって言ってたのまさか今日?(汗)」
星史「待て待て待て待て(汗)以前なったのは、中3の時だから、どう考えてもまだ三年経ってねぇよ…(汗)」
ひかる「じゃあ、どうして?」
星史「理由は分からねぇけど、あまりの人混みに精神が壊れたとかで、そのせいで例外が起こった…いや覚醒したとしか、考えらんねぇ(汗)」
螢が三年に一度だけ性格が逆転する事は以前から分かっていた事実ではあるが故に、三年も経たずこうなるのは、異常としか考えられなかった。
ひかる「で、でも、これって今日にしたら、好都合じゃない?」
星史「ま、まあ確かに…好都合っちゃ好都合だけど、普段の螢を知ってるから、こうなるとやっぱり戸惑いを隠せない…(汗)」
ひかる「た、確かに、否定は出来ないけど、きっと大丈夫よ!(汗)」
星史「マジで成るようにしか成らないな、こりゃ…(汗)」
ピンポンパンポーン!
アナウンス「ライブステージ参加者の皆様にご案内致します。これより、演奏順の抽選を行います。バンドの代表者の方はステージ横にお集まりください。」
星史「Σげ!もうそんな時間!?」
ひかる「みたいね。仕方ないわ、私代表で行ってくるね!」
星史「トリだけは勘弁な…螢もどうなるか分からねぇし。」
ひかる「オッケー!任せといて!」
そして、数分後…
ひかる「…で、トリになってしまいました(汗)」
星史「お前のくじ運、別の意味で凄いわ…(汗)」
螢「ラストね!頑張るわ、私!」
根元「その調子だよ、螢ちゃん!」
ひかる「桜小路さん、キャラ崩壊もいいところね…(困惑)」
星史「右に同じ(困惑)」
ピンポンパンポーン!
アナウンス「ご来場のお客様、大変お待たせ致しました。只今より野外ライブフェスティバルを開催致します!」
ワァァァァァ!
星史「遂に始まったな!」
根元「よぉし、みんな練習の成果を見せよう!」
四人「「「おー!」」」
星史(はぁ、とりあえず、もう後には引けねぇから、螢にはラストまであの調子のままで居て貰うしかねぇな…)
それからライブは時には、観客が発狂し、時には観客が感動して涙を流したり、また時には可笑しな歌詞で爆笑になったり熱気と盛り上がりは、時間が経っても沈む事はなかった。
そして、数時間が経過…
野外ライブフェスティバルは遂にラスト一組、四人の出番がやってきた。
根元「うう〜、緊張する〜…」
星史「今更、緊張してどうすんのさ?まったく…」
ひかる「根元さん、リラックス、リラックス!!」
根元「う、うん。OK、OK!」
星史「螢は大丈夫か?」
螢「ええ!!全然平気よ!」
星史「そ、そうか。(とりあえず、ラストまで性格逆転したままで良かったな…)」
ひかる「みんな、そろそろ出番よ!!」
MC「さあ、朝から盛り上がった野外ライブフェスティバルも残すところあと一組!!ラストを飾るのは、町のお巡りさんと高校生三人で結成した異色の仲良しバンド“LEGEND”だぁ!!」
ワァァァァァ!!
大勢の観客の歓声がLEGENDを迎える。それに応えるように、四人は華々しくステージに降り立った。
星史「どうもー!!」
キャー!!
星史の一声が朝木霊した女子生徒のハートに火をつける。
ひかる「星史君!!(怒)」
星史「あ、いけね!!ええと〜(汗)」
螢「みなさん、ラストは私たちの曲で楽しんで帰ってくださいね!!」
星史「螢、ナイスフォロー…(汗)」
*「ねぇ、あれって無口な風紀委員長じゃない!?」
*「ホントだー!!しかもボーカルよ!!すんごく意外!!」
*「副会長たちのバンドだったんだあ!!」
星史の一声に胸をときめかせていた女子生徒たちは、ベース兼ボーカルが寡黙な風紀委員長の螢である事に気づき驚いていた。
螢「みなさん、ありがとう!私たちの曲は最初違う曲だったのですが、みなさんに楽しんで貰いたいために、急遽変更しました!!」
星史「今考えると、以前の時よりも、螢の奴、明るくなってんな…(汗)」
ひかる「別人に見えても否定できないわね…(汗)」
螢「それでは、聞いてください。いきものがかりの曲で“ブルーバード”!!」
演奏が始まり、観客からは一斉に歓声が上がった。
螢の歌声はとても綺麗な声で観客一人一人がその歌声に酔い痴れた。星史目当ての女子生徒たちもそうだった。
*「綺麗な歌声〜…」
*「聞き入っちゃう…」
そして、星史はオーバーなギターテクニックを披露し、それに負けじとひかると根元さんもとても短期間で身に付けたとは思えないほどのテクニックを披露し、観客を歓声の渦に導いた。
たった1曲だったにも関わらず、その1曲は今まで聞いた曲よりも最高に盛り上がり、誰もが満足する1曲となった。
そして、朝から続いたライブも大盛り上がりのうちに、閉幕した。
星史「ふう、なんとかなったな!!」
ひかる「ええ!お疲れ様、桜小路さん!!すんごく上手だったわ!!」
螢「いろいろ勉強になったわ…」
星史「あれ?元に戻ってる…(汗)」
ひかる「理屈はよく分からないけど、出し切ったのね…(汗)」
根元「いやー、三人ともありがとう、ありがとう!!これで本官も少し上司に実力認められるよー!!」
星史&ひかる「「やっぱり、それが目的だったんかい!!(怒)」」
ツッコミは入れつつも星史もひかるも練習の成果発揮できて一安心だった。
螢に至っては、数少ない貴重な経験を積む事ができた。
何はともあれ、満足の一日になって良かったと思う当人たちであった。
そして、野外ライブフェスティバルは優秀賞と各部門賞の表彰がされた。
いつしか星史たちの部屋には、各々ベストソング賞のたてが飾ってあった。
END
あとがき
螢のキャラ崩壊です(汗)
しかも、CDドラマだと、ここまで明るくなかったと思います。
完璧に妄想の果てに生まれた偏見です。
しかも、何故、ブルーバード…実際問題、これNARUTOのOP主題歌だったのですが、こっちにもイメージが合うなというこれまた偏見で、設定させて頂きました。
お願いですので、クレームはご勘弁ください。
こんなに上手くいくものか、正直疑問ですが、都合よく出来るのが、二次創作の利点ですので、悪しからず。
あと、やっぱり根元さんがサブで出て来ると、ギャグに走ってしまいますね…
申し訳ないです。
楽しんで読んで頂けたら、管理人として幸いです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
2011/01/11